伊藤喜一のリフォーム

リフォーム工事 さてどこに頼めばいいの?

新築から何十年の時を経て、いざリフォームしたいとなると『どこに頼めばいいのだろう?』と考えてしまいませんか? 意外かも知れませんが、リフォームは新築工事に比べて技術的に難しいところがあるため工務店選びはとても重要になるのです。

実は怖いイエス・マン

伊藤建築は新築も手掛けていますが、新築とリフォームのお客様に大きな違いが一つあると思います。リフォームのお客様は目的がハッキリしているところです。そして、その要望に応えようと私たち大工は知恵を絞り、技術を発揮した仕事に努めます。
ただ、その中には無理なこともあります。無理をしてしまうと家の価値がダメになる。構造的に不安が残る。無駄に費用がかさむ… などの場合です。

どんな業界にもイエス・マンはいます。構造のこと、現場のこと、費用のことを考えず何でもかんでも頼んだこと全てが通ってしまうYes,Yesのイエスマン。しかし後々残念な結果が待っている場合が少なくありません。思いもよらない結果に『専門家なんだからアドバイスしてくれても良かったのに…』と憤ってみても後の祭りです。私たちも住まい手の要望には出来る限り応えたいと思っていますが、良くないことは正直にアドバイスをし、再考を提案します。
住まい手と大工が一緒に知恵を絞って考えるのは、ずっと後々まで喜んでほしいから。それが伊藤建築・伊藤喜一のリフォーム・スタイルだと思っています。

先々で後悔しない正しいリフォームとは?

一般的にリフォーム工事の依頼は新築から30~40年を経過した家が多いのですが、中には100年を超える旧家の場合もあり、建てられた年代や工法は実に様々です。そのため新旧いろいろな建築構造を熟知している必要があり、特に古い家などは腕の確かな大工でないと施工が難しいと思います。構造を無視した見た目だけのリフォーム工事をしてしまうと、その後の安全性や耐久性に強く疑問を感じてしまうでしょう。
せっかく費用と手間をかけてリフォームする訳ですから、後々後悔しない正しいリフォームを考えていただきたいのです。

種類や目的で違ういろいろなリフォーム

一言でリフォームといっても『最新設備にしたい』『老後のための家にしたい』『子ども世代に譲るため』などその目的や規模はいろいろです。

快適便利に部分リフォーム

毎日暮らしの中で使用する設備や部屋は他の部分に比べ消耗します。これは車で考えれば納得がいきますね。さて、家の場合15年から20年ほどのサイクルでリフォームし、いつまでも気持ち良く過ごすというのは良い暮らし方だと思います。そこで最も一般的なリフォームのスタイルとしては、キッチン・浴室・トイレなどいわゆる水回りと呼ばれる部屋と設備の部分リフォームです。リビングや玄関なども併せ、キッチンやダイニングからの動線をリフォームするのも良いでしょう。
外装リフォームの場合は屋根・外壁の塗装なら10年~15年が目安です。板張壁の場合は立地にもよりますが30年~40年が目安となります。張替えは家の様式や形によって木材の種類、張り方などが異なります。細かな部分の納め方にも違いがあるためシッカリした大工技術と経験が必要です。

老後を過ごすリフォーム

子どもの成長を見るにつけ、あるいは還暦や定年を迎えるにつけ時の経つのは早いものだと思い知らされます。しかしまだまだ30年近くをその家で暮らしていくのですから、次の人生を考えたリフォームは早いほうが断然賢いと思います。

第二の人生を夫婦で過ごす減築リフォーム

第二の人生を過ごす家としてバリアフリーはもちろんですが、見合った広さというのも大切です。5人家族が2人になれば当然必要なスペースは変わります。そこで、今後、自分たちの生活に潤いを与えてくれるスペースを充実させ、不必要なスペースを減築することで『第二の人生を楽しむ家』にリフォームするのです。コンパクトで質の高い生活のできるリフォームが良いと思います。

子どもに譲るための増築リフォーム   

親は親で、子は子で家を新築する時代は終わりました。子育て世代に建てた家を母屋としてリフォームし子どもに譲る。親二人は離れなどを増築して自分たちのスペースをつくる。つまり二世帯同居のためのリフォームです。資金的には親が頭金を出し、残金は子がリフォームローンを組む。さらにリフォーム補助金なども含めて賢く計画すれば、建築費にかかる子の生涯支出を減らすことができます。各世代が新築する場合と比べればとても大きな違いと言えるでしょう。

古民家再生

古民家とは一般的に築後50年以上を経た建物を指します。近年は町家や田舎の旧家などを再生し、住まいや店舗、賃貸物件として活用する方が増えています。即席では造り得ない、古民家の趣と風格がつくり出す独特な空間が好まれるのだと思います。美しい緑の山々や田畑の風景、旧街道の風情に新しいピカピカの家はそぐわない… 古民家は再生しだいで現代の家に勝る、価値ある住宅になる。私たちはそう思います。

店舗としての古民家再生

本地域においても古民家再生をご依頼いただくお客様が増えています。伊藤建築が施工を担当した「四日市・西日野の古民家リノベーションは、大手建築資材メーカー主催の「TYDリモデルスマイル作品コンテスト2018」において最優秀賞を受賞し、広報誌にも掲載されました。

古民家の活用について、補助金・助成金、解体部材の買い取り(*)など、古民家再生に関することは「古民家再生協会会員・伊藤建築」へお問い合わせください
(*)古民家の状態によって買い取りが不可能な場合があります。